ウイルスに感染するとどうなる?

ここでは実際にコンピュータウイルスに感染するとどうなるのかについてご説明します。 知らないうちに感染してしまっている可能性もありますから、きちんとチェックしておきましょう。

感染したことに気がつきやすいケース

パソコンの診断 比較的気がつきやすいケースをご紹介します。

● 頻繁に強制終了や再起動が繰り返されてしまう
勝手に強制終了や再起動が起こるということは通常ありえません。 何かソフトを入れたりした場合でも、必ず「再起動するかどうか」を確認されます。 何もしていないのにそのような状態が繰り返されるならば、ウイルス感染を疑ってみましょう。

● パソコンが重たくなる、フリーズ(画面が固まって動かなくなる)してしまう
さっきまで普通に使えていたのに、ソフトウェアなどが突然動かなくなることがあります。

● 画面上に突然意味がわからない表示やアダルト広告などが出てしまう
「会員登録完了」やアダルトサイトの広告などが突然表示されるようになります。

● 画面上の表示がおかしくなってしまう
画面の文字が文字化けしているなど、画面表示がおかしくなっていることがあります。

● ファイルが勝手に削除されてしまう

● インターネットに接続したときに最初に表示されるページが異なっている(自分の設定した表示と異なる)

これらの症状はいつ起こるかわかりません。 昨日まで大丈夫だったからと言って今日も安全だというわけではないのです。 パソコンを使っていて、「あれ、いつもと違うな…」と感じたら、ウイルス感染しているかもしれないという可能性も検討してみましょう。

感染したことに気がつきにくいケース

● ウイルス付きのメールを他の人に勝手に送ってしまっている

● 個人情報(クレジットカード情報や住所など)が盗まれてしまっている

● 写真やデータなどが勝手に流出してしまっている

これらの被害は、気がつかないうちに起こっていることがあります。 特にウイルス付きのメールなどは送った相手にも被害が生じることなので、悪くすると友人や知人、会社などの同僚などにも被害が及ぶこともあります。 できれば避けたいことですね。

・PCセキュリティアップのための費用を作りましょう。
学生から社会人になった新入社員はヘルメットの処分方法の知識を学び、乗らなくなったバイクのヘルメットを売るなどして、パソコンのセキュリティ費用の足しにしましょう。

あらかじめ安全に使用できるように設定しておく

自由に使うとなると、危険なサイトに行ってしまったり、勝手に料金がかかるサイトに行ってしまうのでは…と心配な方は、あらかじめ安全に使えるようにPCを設定しておきましょう。 閲覧するサイトをあらかじめ制限し、ブロックできる設定にしておけば安心ですし、有害なサイトにつながってしまう危険性もぐっと低くなります。

まだインターネットは必要ないと思えば、そもそもネットから切り離しておくというのも一つの方法です。

また、PCを使うに当たって必要がないと思うソフトやファイル、アプリケーションなどはあらかじめ削除しておけば安心ですし、PCの動作環境も良くなります。 使っていない古いPCをお持ちの方は、古いPCを活用すれば、ウイルス感染をあまり気にすることなく、様々なサイトにアクセスすることができます。

普段使わない古いPCであれば、たとえウイルスに感染をしたとしても、OSを再インストールすれば、PCを全て初期設定に戻すことができ、ウイルスを完全に削除することができます。 ぜひ古いPCの使い道として、ウイルスに感染してもOKなPCとして使うということを検討してみてください。