パソコンはウイルス対策ソフトを利用しよう

コンピュータウイルス パソコンをウイルスから守るためには、ウイルス対策ソフトを利用することをぜひおすすめします。

パソコンを使うと言っても、普段インターネットでニュースを見たり、知り合いにメールを送ったりするくらいだから絶対大丈夫…という過信はかえって危険です。 ウイルスは思わぬところから侵入し、感染する可能性があるということを覚えておかなくてはなりません。

ウイルス対策ソフトとは

コンピュータの中に入り込み、悪さをしようとするウイルスを事前に検出して、ウイルスに感染するのを防止してくれるソフトウェアのことです。 ウイルスを削除したりする処理も行ってくれます。 このソフトがあるとウイルスへの予防策としてかなり安心です。

このソフトは定期的に更新していく必要があります。 今まで何も対策をしてこなかったという方は、できれば早めにウイルス対策ソフトを利用するようにしましょう。

ウイルス対策ソフトの種類

大きく分けると無料と有料のものにわかれます。 提供している会社によっても異なりますが、多くの場合は基本的な機能(常にウイルスを監視し、検出したり削除したりしてくれます)のついているものが無料版で、さらに高機能な製品が有料版として提供されています。

有料版の場合、メールがウイルスやスパムメールでないかどうかをチェックして振り分けてくれる機能がついていたり、怪しいリンク先やファイルなどを事前に知らせてくれたりする機能がついています。 またサポート体制がととのっており、ソフトウェアを利用している時にトラブルが起こった場合には、対処してくれます。

一概にどちらがいいのかというのは言えませんが、まずは無料体験版などで試してみて、有料版を利用するかどうか検討してみるもの一つの手です。 無料のものでも組み合わせて使うことで機能が増える場合もあります。 セキュリティ対策を万全にしておきたいという方は、きちんとチェックしてみましょう。

ただし、ウイルス対策ソフトを導入したからと言って、100%ウイルスに感染しないとは限りません。 ウイルスに感染しないためには自分でも気をつけながら利用することが大切ですので、忘れないでください。

ゲームパソコン
ビジネス用PCはもちろんのこと、ゲームパソコンでもしっかりとセキュリティ対策をすることが大切です。 最近では、「ネットワークゲームのIDとパスワードを盗むことを目的としたスパムメールが送られてくる」という事例が報告されています。

ウイルスはなぜ作られる?

ウイルスはパソコンの表示を変えるなど、単に悪戯をするものが多かったものです。 その目的は、単に目立ちたいという欲求によるものでした。 それがエスカレートしてパソコン動作に不具合を与えるものや、パソコンを破壊するものまで現れました。

近年のウイルスは、犯罪者集団が不当に利益を得るためにデータを盗んだり、金銭をだまし取ったりするために作られるものが多いです。 組織的にウイルスソフトを作成している犯罪者集団がいますので、世の中には様々な種類のウイルスが氾濫しているのが現状です。

これらのウイルスは、マルウェアと呼ばれます。 マルウェアは悪意を持って作られたプログラム全般のことを指しています。 マルウェアには、パソコンウイルスやワーム、スパムウェア、トロイの木馬などがあります。 これらの悪意あるプログラムからご自身のパソコンを守るには、ウイルス対策ソフトを利用することが効果的です。

最近のパソコンはOSの標準機能として、ウイルス対策機能が備わっていることが多いです。 そのため、ウイルス対策機能を常時ONにしておけば、かなりの高確率で、パソコンをウイルス感染から守ることができます。