ウイルス感染メールや迷惑メールを事前に知らせてくれるサービスもありますが、そのサービスを利用しているからと言って安心してはいけません。
電子メールや添付ファイルからの感染は、最もウイルスに感染しやすいケースの一つです。 基本的には知らない人からのメールや添付ファイルなどは開かずにそのまま削除するのがよいでしょう。
タイトルが興味をひくようなものだったりする場合が多いですが、うっかり開いてしまって感染したら…と思うと怖いものです。 保存したり返信したりするのも危険ですから、そのまま削除するようにすることをお勧めします。
知っている人からのメールだから大丈夫!…と安心してはいけません。 知人のアドレスを使ったなりすましメールの可能性があります。 こんなことを言っているとメール一つ見るのも怖くなってしまいますが、心当たりもないのに突然送られてきたような場合には、十分注意しましょう。
中でも特に注意したいのは添付ファイルです。 添付ファイルについている拡張子(ファイル名の後についているファイルの種類を認識する記号です)で判断するという方法もありますが、中にはわからないような巧妙なものもあるので注意しましょう。 心当たりのない場合には、添付ファイルを開く前に、送ってきた相手に確認するというのも一つの手です。
メールは基本的には添付ファイルを開けなければ大丈夫ですが、メール本文を自動的に表示してくれるプレビュー機能がついているメールソフトもあります。 このプレビュー機能を利用した際に添付ファイルのウイルスも取り込んでしまうというタイプの感染もあるので、十分気をつけるようにしましょう。
以上挙げたことは、自分で気を付けていれば事前に感染を防ぐことができる方法として、非常に有効なウイルス対策です。 自分のパソコンをウイルスから守るためにも、日頃から電子メールや添付ファイルの取り扱いには十分注意していくように心がけてください。
コンピュータウイルス対策をするには、どんなところにその脅威が潜んでいるのかを知らなくてはなりません。 ここでは、コンピュータウイルスの感染経路について学びましょう。
多くの人が思い浮かべるのが、ウェブサイトへのアクセスではないでしょうか? 動画やアプリケーションソフトをダウンロードするだけではなく、サイトを閲覧しただけでウイルス感染してしまうケースも増えています。 見た目に怪しいサイトだけではなく、一見有益に見えそうなサイトでも罠を仕掛けている場合もあるので、ネット接続時にはセキュリティ対策が必須です。
メールも非常に多くの人が利用するようになっていますが、ウイルス感染しやすい手口の一つです。 以前はメールに添付されているファイルを開いて感染するタイプが多かったのですが、開封しなくても感染してしまうこともあります。 もしくはメール本文に記載されているリンクをクリックすると、ウイルスに感染してしまう場合も・・ サイト閲覧はほとんどしないからウイルスの心配は無いという考えは、間違いです。
初期のコンピュータウイルスの時代はインターネットが一般にはありませんでしたので、感染はもっぱらフロッピーディスクなどの記憶媒体によるものでした。 現在では、記録媒体による感染はフロッピーディスクにとって代わって一般的となったUSBメモリによる感染拡大が増えています。 他にもCD-Rや外付けのハードディスクにウイルスが潜んでいることがあり、接続することでパソコンが感染をしてしまう場合があります。
会社内で使うパソコンは情報保持の観念から、インターネットからはオフラインで使用することが多いです。 しかし、それぞれのパソコンはインターネットからオフラインでも、社内全体のネットワークに繋がっていることが多いです。 もし1台のパソコンがUSBメモリなどからウイルス感染してしまったら、たちまち社内のパソコン全体にまで感染が拡大してしまう恐れがあります。